超ISO企業研究会

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  8.5 改善
ISO9001:2000からTQMへの発展表     は、プラスの項目です
ISO9001:2000 TQM発展へのファースト・ステップ
8.5改善
8.5.1継続的改善




■  次のことを通じて、QMSの有効性を継続的に改善する
品質方針、品質目標
監査結果
データの分析
是正処置、予防処置
マネジメントレビュー
8.5改善
8.5.1継続的改善

 
ポイント 29.  効果的な改善実施のポイントへ

(1)  以下の活動を通じて、QMS及び製品品質を継続的に改善をする。
[1] 品質方針、品質目標達成の取り組み(5.3項、5.4.1項参照)
[2] 監査で得られた情報に対する処置(8.2.2項参照)
[3] データの分析(8.4項参照)
得られた分析結果から、QMSの問題点を把握し、マネジメントレビューに提供されるなどして、計画的に品質システムの改善をする。
得られた製品に関する分析結果は、改善計画書などにして、計画的に改善を実施する。(予防処置を含む)
[4] 是正処置・予防処置の実施(8.5.2項、8.5.3項参照)
[5] マネジメントレビューの実施(5.6項参照)
(2) 改善活動は以下の点に留意して実施する。
[1] 管理のサイクルを意識してまわす。効果的な改善のために、QC的問題解決手順(問題解決型QCストーリ)を有効に活用する。
[2] QC七つ道具などの簡単な統計手法の教育を行い、活用する。
[3] 改善の成果を標準化し、水平展開も実施する。
8.5.2是正処置



■  再発防止のため、不適合の原因を除去する処置をとる
是正処置は、発見された不適合のもつ影響に見合うこと
次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する
a)  不適合(顧客からの苦情を含む)の内容確認
b)  不適合の原因の特定
c)  再発防止処置の必要性の評価
d)  必要な処置の決定と実施
e)  処置結果の記録
f)  是正処置で実施した活動のレビュー
8.5.2是正処置
 
ポイント 30.  是正処置実施のポイントへ

(1)  再発防止のため、不適合の原因を除去する処置を講じている。(是正処置は、発見された不適合のもつ影響に見合うものである)
(2) 次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立している。
a)  不適合(顧客からの苦情を含む)の内容確認
b)  不適合の原因の特定
c)  再発防止処置の必要性の評価
d)  必要な処置の決定及び実施
e)  処置の結果の記録
f)  是正処置活動のレビュー
(3) 是正処置は、以下の点に留意して実施する。
[1] フロー図などを活用し、経営資源を有効に活用し組織的かつ体系的に行う。
[2] 「QCストーリー」に基づき効果的に実施する。
[3] 統計的方法(QC七つ道具レベル)を活用しゅる。
[4] 是正処置では標準類を改訂し、水平展開もする。
8.5.3予防処置



■  起こりうる不適合の発生防止のため、その原因を除去する処置を決める
予防処置は、起こりうる問題の影響に見合うこと
■  次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する
a)  起こりうる不適合とその原因の特定
b)  不適合の発生を予防する処置の必要性の評価
c)  必要な処置の決定と実施
d)  処置結果の記録
e)  予防処置で実施した活動のレビュー
8.5.3予防処置
 
ポイント 31.  予防処置実施のポイントへ

(1)  起こりうる不適合が発生することを防止するため、その原因を除去する処置を決めている。(予防処置は、起こりうる問題の影響に見合うものである)
(2) 次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する。
a)  起こりうる不適合及びその原因の特定
b)  不適合の発生を予防するための処置の必要性の評価
c)  必要な処置の決定及び実施
d)  処置の結果の記録(4.2.4項参照)
e)  講じた予防処置のレビュー
(3) 予防処置は、以下の点に留意して実施する。
[1] フロー図などを活用し、経営資源を有効に活用し組織的かつ体系的に行う。(データ分析を活用し、計画的に進める)
[2] 「QCストーリー」に基づき効果的に実施する。
[3] 統計的方法(QC七つ道具レベル)を活用する。
[3] 予防処置では標準類を改訂し、水平展開もする。