ISO9001:2000 |
TQM発展へのファースト・ステップ |
8.5改善 8.5.1継続的改善
■ |
次のことを通じて、QMSの有効性を継続的に改善する
・ |
品質方針、品質目標 |
・ |
監査結果 |
・ |
データの分析 |
・ |
是正処置、予防処置 |
・ |
マネジメントレビュー |
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(1) |
以下の活動を通じて、QMS及び製品品質を継続的に改善をする。
[1] |
品質方針、品質目標達成の取り組み(5.3項、5.4.1項参照) |
[2] |
監査で得られた情報に対する処置(8.2.2項参照) |
[3] |
データの分析(8.4項参照) |
・ |
得られた分析結果から、QMSの問題点を把握し、マネジメントレビューに提供されるなどして、計画的に品質システムの改善をする。 |
・ |
得られた製品に関する分析結果は、改善計画書などにして、計画的に改善を実施する。(予防処置を含む) |
[4] |
是正処置・予防処置の実施(8.5.2項、8.5.3項参照) |
[5] |
マネジメントレビューの実施(5.6項参照) |
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(2) |
改善活動は以下の点に留意して実施する。
[1] |
管理のサイクルを意識してまわす。効果的な改善のために、QC的問題解決手順(問題解決型QCストーリ)を有効に活用する。 |
[2] |
QC七つ道具などの簡単な統計手法の教育を行い、活用する。 |
[3] |
改善の成果を標準化し、水平展開も実施する。 |
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8.5.2是正処置
■ |
再発防止のため、不適合の原因を除去する処置をとる
・ |
是正処置は、発見された不適合のもつ影響に見合うこと |
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■ |
次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する |
a) |
不適合(顧客からの苦情を含む)の内容確認 |
b) |
不適合の原因の特定 |
c) |
再発防止処置の必要性の評価 |
d) |
必要な処置の決定と実施 |
e) |
処置結果の記録 |
f) |
是正処置で実施した活動のレビュー |
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(1) |
再発防止のため、不適合の原因を除去する処置を講じている。(是正処置は、発見された不適合のもつ影響に見合うものである) |
(2) |
次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立している。 |
a) |
不適合(顧客からの苦情を含む)の内容確認 |
b) |
不適合の原因の特定 |
c) |
再発防止処置の必要性の評価 |
d) |
必要な処置の決定及び実施 |
e) |
処置の結果の記録 |
f) |
是正処置活動のレビュー |
(3) |
是正処置は、以下の点に留意して実施する。
[1] |
フロー図などを活用し、経営資源を有効に活用し組織的かつ体系的に行う。 |
[2] |
「QCストーリー」に基づき効果的に実施する。 |
[3] |
統計的方法(QC七つ道具レベル)を活用しゅる。 |
[4] |
是正処置では標準類を改訂し、水平展開もする。 |
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8.5.3予防処置
■ |
起こりうる不適合の発生防止のため、その原因を除去する処置を決める
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■ |
次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する |
a) |
起こりうる不適合とその原因の特定 |
b) |
不適合の発生を予防する処置の必要性の評価 |
c) |
必要な処置の決定と実施 |
d) |
処置結果の記録 |
e) |
予防処置で実施した活動のレビュー |
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(1) |
起こりうる不適合が発生することを防止するため、その原因を除去する処置を決めている。(予防処置は、起こりうる問題の影響に見合うものである)
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(2) |
次の事項の要求事項を規定して、文書化された手順を確立する。
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a) |
起こりうる不適合及びその原因の特定 |
b) |
不適合の発生を予防するための処置の必要性の評価 |
c) |
必要な処置の決定及び実施 |
d) |
処置の結果の記録(4.2.4項参照) |
e) |
講じた予防処置のレビュー |
(3) |
予防処置は、以下の点に留意して実施する。
[1] |
フロー図などを活用し、経営資源を有効に活用し組織的かつ体系的に行う。(データ分析を活用し、計画的に進める) |
[2] |
「QCストーリー」に基づき効果的に実施する。 |
[3] |
統計的方法(QC七つ道具レベル)を活用する。 |
[3] |
予防処置では標準類を改訂し、水平展開もする。 |
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