(1) |
品質に直接影響する製造及びサービスの工程を明確にし,設計、計画し、実行する。
工程の設計にあたっては,Q(品質),C(コスト),D(量,納期)が配慮され、重要な工程にはQC工程図を作成する。 |
(2) |
これらの工程を管理された状態のもとで稼働することを確実にする。この管理された状態には,次の事項を含まれている。
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a) |
必要な製品特性が明確にされ、解析された情報が利用可能。 |
b) |
手順書がなければ品質に有害な影響を及ぼす可能性のあるものについて,方法を明確にした手順書がつくられている。
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必要な手順書が利用しやすく配置されている。 |
・ |
手順書の制改訂は確実に実施され,遵守されている。 |
・ |
手順書にはノウハウや,重要ポイントが確実に盛り込まれている。 |
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c) |
適切な設備の使用,並びに適切な作業環境の維持。
[1] |
必要に応じて,工程及び設備の承認がなされている。 |
[2] |
設備の質的能力が把握されており,要求される品質に合った設備の選定,使い方の指定が行われている。 |
[3] |
工程能力を継続的に維持するための,設備の適切な保全が行われている。 |
・ |
設備の予防保全,故障保全が実施されている。 |
・ |
設備の4S(整理,整頓,清潔,清掃,)ができている。 |
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d) |
適切な監視及び測定手順が定められ、適切な機器が使用され、改善活動が行われている。 |
e) |
引用された規格・基準,品質計画書及び/又は手順書への適合と適切なパラメータ及び製品特性の監視,並びにこれらの管理がなされている。
・ |
作業のできばえの基準があり,明確で実際的な方法で規定されている (例えば,規格,標準見本又は図解)。 |
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f) |
次工程及び顧客への引渡しと、引渡し後の活動の、規定通りの実施。 |
g) |
必要な工程については,管理図が作成されており,異常を発見できるようになっている。 |
h) |
認定された工程,設備及び要員については,適宜,記録を維持している。 |
(3) |
工程異常の処理体系がシステム化されている。
[1] |
初期流動管理を行う手順が作成されている。 |
[2] |
異常の情報が蓄積され、改善に活用されている。 |
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(4) |
安全への配慮
[1] |
危険な工程が把握され,注意が行き届いている。 |
[2] |
安全のための対策がとられ,災害は発生していない。 |
[3] |
従業員には,安全についての教育訓練が実施されている。 |
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(5) |
職場環境,廃棄管理,法的規制法規制を遵守するための必要な環境管理ができている。 |