超ISO企業研究会

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  7.5.3 識別及びトレーサビリティ
ISO9001:2000からTQMへの発展表     は、プラスの項目です
ISO9001:2000 TQM発展へのファースト・ステップ
7.5.3識別及びトレーサビリティ




■  製品を識別する
必要な場合,製品実現の全過程において,適切な手段で行う
監視及び測定の要求事項に関連して製品の状態を識別する
製品について固有の識別を管理し,記録する
トレーサビリティが要求事項となっている場合
7.5.3識別及びトレーサビリティ
 
ポイント 19.  識別・トレーサビリティのポイントへ

(1)  製品の識別
設計・開発から製造及びサービス提供に至る製品実現の全過程で適切な手段で製品を識別する。 顧客の要求品質に適合するように,識別の目的や対象を明確化し,識別の手順を確立し,文書化,維持する。
(2) 製品の状態の識別
監視・測定の要求事項に関連して,製品の状態を識別する。
検査前,検査後の状態の識別
合格品,不合格品の状態の識別
保留,再検査待ちの状態の識別,など
識別により、目的のものが特定できるようにする。
識別された製品の状態を維持する。
(3) 製品のトレーサビリティ
トレーサビリティが要求事項(顧客,法令・規制,組織など)の場合,固有の識別を管理し,記録する。組織の製品がどこにあるかを追跡できるようにする。
(4)  識別及びトレーサビリティの活用と必要性
識別及びトレーサビリティに関して,改善に使用可能なデータを収集することができるように,要求事項を越えるプロセスを検討する。
(5)  識別及びトレーサビリティの必要性に影響する事項
構成部品を含む製品の状態
プロセスの状態と実現能力
マーケティング゙など,パフォーマンスデータのベンチマーキング
製品リコールの実現能力などの契約要求事項
関連する法令・規制要求事項
意図される使用又は適用
危険物質
特定されたリスクの緩和
(6)  QCDへの適用
必要に応じて,製品単位・ロット単位で,Qだけでなく,C(コスト),D(量,納期)に関するトレーサビリティ事項を検討し,製品履歴が追跡確認できる仕組み構築に取り組む。
(7)  コンピュータ化
必要に応じて,コンピュータを活用する。
識別管理が確実,迅速に実施できるように識別管理の情報検索システムのコンピュータ化に取り組む。
検査試験の状態の識別を,自動化し,コストダウン化したものにする。