ISOでは「是正処置」について以下の事項を規定しています。
【1】不適合(顧客からの苦情を含む)の内容確認
【2】不適合の原因の特定
【3】不適合の再発防止を確実にするための処置の必要性の評価
【4】必要な処置の決定及び実施
【5】とった処置の結果の記録
【6】是正処置において実施した活動のレビュー
不適合が発生したら、真の原因を追及し、原因に対する効果的な対策を考え、再発防止の対策を確実に打っていくこと、これをしっかりとやることが、品質管理の基本中の基本です。ところがこれが、なかなかできないのです。ISOは、この基本を徹底するのに大変に有効ですが、これをさらに効果的にするためには以下のようなことに留意することです。なお、ここでは、製品や、製品の実現プロセスに関する是正処置に絞って説明します。 |