統計的手法は、プロセスが持つ多くの情報の中から問題点を顕在化させ、真の原因を突きとめるという問題解決活動から、より高い目標の達成・新しい技術の開発を目指す課題達成活動など幅広い分野で活用できる極めて有効な手法であり、積極的に活用することが望まれます。
規格では、統計的手法に対して簡単にしか要求していません。8.1項(測定分析及び改善の一般)に「…統計的手法を含め、適切な方法…を含める」とあるだけです、しかし8.4(データの分析)や8.5(継続的改善)などの要求事項を効果的に達成するには、統計的手法の活用が不可欠と言っても過言ではありません。
特計的手法は非常に幅が広くそれぞれに特徴があり、組織の持つ多様な問題や課題に対して、適切に選択して活用することが必要です。すなわち、組織はどのようなときにどのような統計的手法を活用するか、決めなければなりません。 |