ISO9001:2000 |
TQM発展へのファースト・ステップ |
5.6マネジメントレビュー 5.6.1一般
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トップマネジメントは以下をレビューする。 |
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QMSが、引き続き適切、妥当、有効であることの確認。 |
■ |
QMSの改善の機会の評価。 |
■ |
品質方針・品質目標を含むQMSの変更の必要性の評価も行う |
■ |
あらかじめ定められた間隔で実施 マネジメントレビュー記録の維持。 |
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(1) |
経営者はマネジメントレビューを実施する。 |
(2) |
QMSが適切、妥当、有効であることを確認する。 |
(3) |
QMSの改善の機会を評価する。 |
(4) |
QMSの変更の必要性を評価する。
[1] |
品質方針の変更の必要性を評価する。 |
[2] |
品質目標の達成状況を評価する。 |
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(5) |
あらかじめ定められた間隔で実施する。 |
(6) |
マネジメントレビュー記録を作成し、品質記録管理規定に従って維持する。 |
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5.6.2マネジメントレビュへのインプット
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マネジメントレビューへのインプットは以下を含む。 |
a) |
監査の結果 |
b) |
顧客からのフィードバック |
c) |
プロセスの実施状況及び製品の適合性 |
d) |
予防処置・是正処置の状況 |
e) |
前回のマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ |
f) |
品質マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更 |
g) |
改善のための提案 |
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5.6.2マネジメントレビュへのインプット
(1) |
マネジメントレビューはマネジメントレビューチェックシートなどを用い、以下を確認する。 |
a) |
監査の結果(内部監査の結果、外部監査の結果、自己評価結果) |
b) |
顧客からのフィードバック(顧客満足、顧客クレーム) |
c) |
プロセスの実施状況(不適合製品の管理状況、出荷後の不具合件数)製品の適合性(不適合製品の管理状況、出荷後の不具合件数) |
d) |
予防処置の状況、是正処置の状況、改善活動の状況/結果、品質目標の状況/結果 |
e) |
前回のマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ |
f) |
QMSに影響を及ぼす可能性のある変更(社会状況、環境状況、法令・規制要求事項の変更) |
g) |
改善のための提案 市場関連情報、技術動向、研究開発、 競合会社のパフォーマンス、 供給者のパフォーマンス |
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5.6.3マネジメントレビューからのアウトプット
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マネジメントレビューからのアウトプットには、以下の決定・処置を含む。 |
a) |
QMS、プロセスの有効性の改善 |
b) |
顧客要求事項への適合に必要な製品の改善 |
c) |
資源の必要性 |
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5.6.3マネジメントレビューからのアウトプット
(1) |
マネジメントレビューからのアウトプット |
a) |
QMS及びそのプロセスの有効性の改善の決定・処置 |
b) |
顧客要求事項への適合に必要な製品の改善の決定・処置 |
c) |
資源の必要性の決定・処置 |
(2) |
Q(品質)だけでなく、C(コスト)、D(量、納期)に関する 顧客要求事項に対し配慮。 |
(3) |
レビューの結果を記録し、組織内に伝達し、経営者の決定・考 え方を組織内に示す。
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