ISO9001では「品質マネジメントシステム」の適切性や有効性の実証、そして有効性の継続的改善に結びつくようなデータを明らかにして収集し分析することを要求しています。TQMへの発展第一ステップで考えなければならないことは、この要求に加えて、「製品」そのものの改善や、品質マネジメントシステムの「効率」の改善に目をむける事です。さらに、品質だけでなく、コストや納期にも目を向ける必要があります。
これは例えば、乗用車のユーザーが低燃費志向にシフトしてきているという「データ」を把握して、低燃費エンジンの開発や部材の軽量化に結びつける事であったり、棚卸資産回転率という「データ」を利用して、全社的な在庫の削減を行う、ということを意味します。 |