7.5.4「顧客の所有物」では、知的所有権を含む顧客の所有物に注意を払い、管理(識別、検証、保護・防護)することを要求しています。また万一、紛失・損傷などが起こったとき、又は使用に適さないことが分かったときは、顧客に報告し、記録を維持することも要求しています。
もちろん企業としては、紛失・損傷などが起こらないように予防していくことが大切です。なお、顧客が指定し、組織が顧客から有償で購入して使用する製品(原材料、部品など)は対象外として、7.4「購買」により管理してください。
また、防護とは、顧客の所有物が知的所有権などの場合に、その秘密事項が組織外に流出することを防ぐことなどが該当すると考えてください。 |