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設計・開発の計画
製品の設計・開発においては、顧客の要求仕様等から試作、製品仕様の決定、量産に進めるためのPDCAを回すため、計画が大切です。
この計画を明確にするためには、設計・開発の業務の流れをフローチャートにしたものを「設計・開発フロー図(製品開発体系図)」というような呼び方で、規程(標準)の一部として定めるのがいいでしょう。この「設計・開発フロー図(製品開発体系図)」を作る場合には以下の点に留意する必要があります。 |
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どの時点で何をするか、どのような文書を用いるか、どのような記録を作成するか、どの部門が関与するのか |
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どの時点でレビュー(審査)・検証・妥当性確認をするか |
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「設計・開発フロー図(製品開発体系図)」とは別に、いわゆる新製品については製品毎に「新製品開発計画書」を作成するのが、いいでしょう。この計画書については、以下の点を考える必要があります。 |
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設計・開発の際に必要となる(タイムスケジュールを含む)各種の事項を明確にしておきます。 |
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設計・開発に関わる部門、担当者、責任者を決めます。 |
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例えば、構想、試作、量産などの段階を決め、各々に計画書を作成するのもよい。 |
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責任者により承認され、また進行に応じて適宜改訂されるべきものです。 |
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