検査方法の種類 |
特 徴 |
[1]全数検査 |
膨大な作業量を要するために極力避けたい方法ですが、非常に重要な特性で一品たりとも混入を許さないような場合はこれを採用します。自動試験機などによりこれを効率的に行う工夫も必要です。 |
[2]抜き取り検査 |
最も一般的な方法ですが、大別すると計数検査と計量検査があります。計量値で検査できるものはこれを採用すると少ないサンプルで多くの情報を得ることができるのでこれを効果的に使うことです。また、いずれの場合でも、以下の事項についての十分な検討が必要です。
- サンプリング方法:ランダム、層別、系統、集落、2段などのサンプリング方法があります。検査ロットを明確にしておくこと。
- 品質水準:顧客と生産者の合意が基本です。
- 抜取検査方式:抜取数と合否判定基準を明確にします。
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[3]無試験検査 |
製品の品質情報や技術情報に基づいて、サンプルの試験をせずに合否の判定をする方法 |
[4]間接検査 |
受入検査で供給側のロットごとの検査成績を必要に応じて確認することにより受入側の試験を省略して合否を判定する方法 |