情報システムは、一般事務職や管理者において、定常業務の効率化、省力化、コスト削減、品質改善を目的として導入されている企業が多くなってきています。
これら情報システムを、全社のイントラネットとして再構築又は新規に構築し、これまでに蓄積した情報を全社で共有することが情報技術活用の有効な手段となります。
これには、パソコンの高速化、高機能化、大容量化、価格の低下に伴って、導入がしやすい環境になっています。
また、顧客のSCM(サプライチェーンマネジメント)導入に伴った電子メールやインターネットの導入要求が発生し、対応せざるを得ない環境になっています。
全社にイントラネットがない状況では、情報が、上位の役職者から下位の役職者に順次書類や帳票で伝達され、幾つかの階層を通じて職員に伝達されていました。
これには情報の伝達に時間がかかりすぎます。
全社のイントラネットを用いると、社内ホームページに情報を掲載する、電子メールで直接複数の人たちに情報を送る、双方向のコミュニケーションが行えるなどの手段の利用が可能になり、情報伝達のスピードアップがなされます。
更に、グループウエアを導入することにより、「電子メール」、「電子掲示板」、「文書管理」、「ワークフロー」などの機能が使えるようになります。
電子掲示板では、社員のスケジュール管理、電子会議室、目標進捗表などの情報交換が可能になります。
文書管理では、従来の紙媒体での管理から、電子媒体での管理に移り、最新版管理、配布管理の廃止、キーワードでの検索、更新のスピードアップなどの機能の利用が可能になります。
ワークフローでは、従来の紙媒体での業務の流れを電子化することで、社内伝票を直接パソコン画面上で入力し、上司に承認を依頼することが可能となり、定型業務のスピードアップがなされます。